創業に関するお役立ち情報25
今回の創業に関するお役立ち情報25では、創業されたばかりの起業家の皆様に向けて、お客様や自社のことをより深く知るための経営の基礎知識についてご紹介させて頂きます。
起業家が知っておくべき経営知識
今回は、起業家が知っておくべき経営知識についてお話したいと思います。起業家であれば、経営に関する基礎知識を持っておいた方が絶対に良いと思います。なぜなら、企業が何かを購入するということは直接的か間接的かを問わず経営が良くなるため、あるいは経営に不可欠なため購入をしているからです。
つまり、法人向けにビジネスを展開している(しようとしている)のであれば、自社の商品・サービスを通じてお客様の経営に影響を及ぼしていることになるのです。
では、どのような経営知識を知っておいた方が良いのか?いろいろと挙げればきりがありませんがまずは経営がどのような機能で構成されているのか知っておくと良いでしょう。
マイケル・ポーターという著名な経営学者が唱えている「バリュー・チェーン」が分かりやすいのでご紹介いたします。マイケル・ポーター氏は経営は大きく「主活動」と「支援活動」の2つに分けて考えることができると説明しています。
主活動は
・購買物流
・製造オペレーション
・出荷物流
・マーケティングと販売
・サービス
で構成されます。
支援活動は
・調達活動
・技術開発
・人的資源管理
・全般管理(インフラストラクチャ)
で構成されます。
ここでは細かい説明は省略させていただきますがすべての会社は上記のような機能で構成されています。1人だけの会社であれば社長がすべてを行っているはずです。上場しているような巨大企業は機能毎に子会社があったりします。例えば経理業務やシステム開発を専門に行う子会社です。
・自社の商品・サービスがどの機能を提供しているのか?
・お客様はどの機能を商売にしているのか?
・お客様はどの機能に課題を抱えているのか?
こういった視点で自社やお客様を分析してみると提案の幅がぐんと広がってきます。創業されたばかりの経営者様、もしくはこれから創業を考えている方には、ぜひ経営に関する勉強もしていただきたいと思います。