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テーマ9『色で考えるインテリア』 ③色と時間の感覚



ファストフード店は、赤やオレンジ色などの暖色系の内装やインテリアが
施されていることが多いですね。
食に関わるイメージを重視したり、他にも理由はあるでしょうが、
「短い時間でお客様に満足していただき回転率をあげる」という店舗運営に
おいても実は色は重要な役割を果たしています。

暖色系の色は、時間を過大評価させる(長く感じさせる)と言われます。
つまり、あまり長い時間を滞在したわけでもないのに、
なんとなくゆっくり過ごしたような気がする、ということでしょう。
だから満足度も高いのです。
飲食店にはピッタリですね。
娯楽施設やリビングなど楽しく過ごしたい空間にも当てはまりそうです。

反対に寒色系の色は、時間を過小評価させる(短く感じさせる)と言われます。
つまり、長い時間を滞在しているにも関わらず、それほど長く感じさせない
ということになります。
一般的には会議室や勉強部屋に向いていると言われます。

けれども、そこは考え方次第。
会議は長い時間をかけることが目的ではありませんので、使い分ける手もあります。
例えば企画会議など活発な意見で活性化することを狙った会議であれば、
むしろ青よりも赤のほうが適しているといえるでしょう。

他に、オフィスなどでよく使われる色が「グレー(無彩色)」です。
無彩色は、暖色のように時間を長く感じさせたり、
寒色のように短く感じさせるかわりに、時間が緩慢に過ぎていく・・・
という感覚を引き起こします。
そうした空間に長時間いるとなると、あまり快適ではなさそうです。
やはり適度に色は欲しいですね。


次回は「色の調和」です。
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