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テーマ9『色で考えるインテリア』 ④色の調和



温度感・時間の感覚を色との関わりで考えてきましたが、
この他にも重量感、空間の広がり(距離感)なども大きく関わってきます。

重量感に最も影響するのは、色の明るさ。
暗い色よりも明るい色のほうが軽く感じられるものです。
一般住宅で、床よりも壁、壁よりも天井の色を明るくするのは
こうした圧迫感をなくすためでもあります。
人は本能的に明るい方を見ようとするため、視線が上に向かい、
空間の広がりを感じることもできます。

暖色や明るい色は進出しているように感じられ、
寒色や暗い色は後退しているように感じられるのは、 
空間の広がり(距離感)に色が影響するためです。

・・・と、内装やインテリアを考える上で色の効果・役割は無視できないことが
お分かりいただけたでしょう。
けれども、それだけを基準にコーディネートするわけにはいきません。
「調和」と「バランス」が重要です。

その空間に求める機能から色を選び出したり、
好きな色を中心に色を決めていくと、無秩序になりがちです。
快適に、機能的に過ごすためには、全体として調和がとれていることも
大切です。
配色ですね。
ベースカラーをどんな色にするのか、
アクセントとなる色は何色をどこに持ってくるのか。
そして、色は刺激です。
目に痛いような鮮やかな色が常に視線に入るような位置にあるのも
よくありませんね。

内装やインテリアは一度決めてしまうと、
なかなか簡単には手直しがききません。
だからこそ慎重に考えて決めていきたいところです。
また、小物で変化をつけられる部分を残しておくのもよいですね。
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