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創業に関するお役立ち情報88


テーマ10『カラーマーケティングで売る』 ④商品が色で息を吹き返す



商品には寿命があります。
導入期から成長期には順調に売上を伸ばすものの、
成熟期に入ると売上は頭打ちとなり、そのまま衰退していくことも
少なくありません。
それはある意味、仕方のないことといえるかもしれません。

そこで待った!をかけるのが「色」です。
前回の「新規参入」とは異なり、こちらは「販売ターゲットの変更」です。
それまでとは異なるターゲットへの販売を広げるため、その層に受け入れられる
色に変更し、新たな市場を作っていこうというもの。
色を変えるということは、固定観念を打ち破るのに効果的です。
それまでのイメージを見た目で簡単に変えてくれるのです。

コスト面で考えると、
例えば形を変えたり、サイズを大きく(小さく)したり、機能を増やすという
商品の基本設計にかかる部分を変えたり、バリエーションを増やすとなると
製造のコストは一気に跳ね上がります。
それに比べると、色を変えるということは比較的、低コストです。
色をかえる「だけ」なのですから。
それは供給(販売)側にとっては大きなメリットのはずです。

あまり「色」に関心の高くなかった分野に、新しい色の概念を取り入れることが
大きな変化を生むことがあります。
柔道着は昔は白だけでしたが、「カラー柔道着」として青が登場し、
定着しましたね。
ひと昔前に流行った「ルーズソックス」が最近また注目されているのも
カラー展開にあるようです。
色を一つのキーワードとして、変化のきっかけをみつけ、
それをビジネスチャンスに拡げていくことができるといいですね。
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